健康お役立ち情報／疲労の正体は？どうすれば解消できるの？

「疲労大国」ニッポン！
日本人の5人に3人が
「疲れ」に悩んでいると
言われています

※生産人口の約6割の人が疲労を抱えている状況（2004年文科省疲労研究班の報告）

疲労は脳が発する「身体のアラート」

疲労の正体は？
～疲労ストレスは、脳からのSOSです～

疲労（ストレス）の正体は
脳（神経）の疲れ

疲労とは、過度な肉体的な活動や精神的活動により心身のパフォーマンスが低下した状態と言われています。

疲労は、長時間の集中力や判断力を必要とする活動により引き起こされます。
人間の身体は自然と心拍や呼吸、血圧や体温などを調整しています。
こうした体内を適正に保つ機能は、「自律神経」によってコントロールされています。「疲れ」とは、この自律神経の消耗と疲弊によって生じます。

ストレスケアの第一歩は、脳を元気に保つことです!!

「疲労」「痛み」「発熱」は
三大生体アラーム

疲労は、痛みや発熱と同様に「これ以上、運動や仕事などの作業を続けると体に害が及びますよ」という人間の生体におけるアラーム機能のひとつです。

痛みや発熱は鎮痛剤などを利用して対処している人が多いですが、「疲労」は痛みや発熱に比べ危機感を感じられにくく、対処していない人が多いのが現状です。

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疲労をケアせずに放置すると
「老化」にもつながります

疲労は活性酸素によって脳の神経細胞がさびつき自律神経機能が低下した状態と言われています。
疲労が解消されないまま蓄積していくと、老化を促すことになってしまいます。

身体的な疲労は、筋肉痛、関節痛、頭痛、胃腸の不調、免疫力低下などの症状を引き起こすことがあります。
長期的な疲労蓄積は、慢性疾患（例：心臓病、糖尿病、高血圧）のリスクを高める可能性があります。

また、精神的な問題として、やる気や集中力、判断力イライラ、不安、うつ病などや、睡眠障害やパニック障害など重度な精神的症状をを引き起こすリスクもあります。

社会的な問題としては、仕事の成果が悪くなったり、社交性が低下したり、家事や友人との時間が減ったりすることもあります。
交通事故や労働災害など社会的なリスクもあります。

疲労をケアせずにしていると、健康や生活に悪影響を及ぼすため、早期に対処することが大切です。

スマホアプリでの疲労チェックを

どうすれば疲労は
解消できるの？
～暮らしの中で手軽にできるリカバリー法～

十分で良質な睡眠

最も効果があるのは睡眠時間の確保と良質な睡眠です。
日中の運動や活動量を増やすことで、眠りやすい身体が作れます。
食事は寝る3時間前には済ませ、ぬるめの温度で長めの入浴。
副交感神経の機能が優位に働きリラックス度も高まります。
規則的な睡眠スケジュールを作り、明るい場所での昼寝や寝る前のスマートフォンの使用を避けるようにしましょう。

正しい姿勢で過ごす

長時間の同じ姿勢、猫背やうつむきがちの姿勢になったりすると、体に疲れが溜まってしまいます。
正しい姿勢には呼吸や血行を促進する効果もあります。
定期的に5分程度、筋肉をほぐし、循環を促進しましょう。また長時間座りっぱなしの場合は、10～15分ごとに立ち上がり、軽く歩くようにしましょう。
集中力やパフォーマンスを向上させることにもつながります。

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栄養バランスの取れた食事

栄養バランスがしっかりした食事は、疲れの軽減には最適です。
体のエネルギーとなる「炭水化物・脂質・タンパク質」はもちろん、体への吸収・エネルギー転換をサポートするビタミンやミネラルが含まれる食材を積極的に摂りましょう。
活性酸素による酸化ストレスの軽減作用を持つ「イミダゾールぺプチド（鳥のむね肉）」を含む食材もおすすめです。

適度な運動とストレッチ

適度な運動は身体を活性化させ、筋肉を鍛えることにより、疲れを軽減することができます。
寝る前の軽めのストレッチは全身の血流を促進し疲労感を和らげます。
睡眠の導入と質を高める効果も。
適度に体を動かし、正しい姿勢で過ごすことが疲労回復には重要です。
朝の日光を浴びると良いとも言われるので起床後の散歩・ウォーキングもおすすめです。